女王争いの森田理香子&横峯さくら…ともに出遅れ
2013/11/01 17:56
国内女子ツアー「樋口久子 森永製菓ウィダーレディス2013」初日、賞金ランク1位の森田理香子が2オーバーの63位、同ランク2位の横峯さくらが1オーバーの55位で滑り出し、熾烈さを増したばかりの賞金女王争いを演じる2人が揃って出遅れた。
前週の優勝で、森田の背後に約380万円差まで迫った横峯は、1アンダーで上がり3ホールを迎えたが、16番でボギーを叩くと、17番パー3はティショットをグリーン左サイドのバンカーに入れ、2打目もカラー止まりで2連続ボギーとし、2バーディ3ボギーの数字以上に後味が悪かった。
「ショットの状態は途中まで悪くなかったけど、17番(ティショット)は引っ張ってしまったので。終盤は我慢ができなかったという感じです」。
グリーンを狙った9番の2打目でも、日ごろから嫌っている左へのミスショットがあった。「以前のような左への恐怖心はなくなったのですが、2回も出てしまったので、これから練習をします」と、アイアンショットの修正をするため練習場へ向かった。
一方の逃げる森田は「ショットは悪くないので運次第ですかね」と、思ったような数字にならないスコアカードに首をひねった。前半はイーブンパーで折り返したが、横峯同様に終盤で苦しみ、15番から上がり4ホールで3つのボギーをたたき、肩を落とした。
「精神的にも普通にできているし、ショットがブレているという感じでもない。まだ初日だし、今日は我慢したパーもあったし、もったいないところもあった。これから練習をします」。
この日のアンダーパーは32人。スコアの伸ばし合いについていけず、初日はカットラインの50位よりも下に沈んだ2人だが、一気に上位をとらえる底力発揮を2日目以降に期した。(千葉県市原市/本橋英治)