大会3勝目へ！ 大山志保が“思い出の地”で2差7位発進

国内女子ツアー「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」が24日（木）、兵庫県にあるマスターズGCで開幕。2008年、11年と大会2勝を飾っている大山志保が6バーディ、4ボギーの「70」で回り、首位に2打差の2アンダー7位タイスタートを切った。

「いろいろな想いが詰まっている大会ですね」と、しみじみとした表情で回顧する大山。絶頂期の07年には2年4ヶ月ぶりの予選落ちを喫して涙に暮れ、翌08年はリベンジを果たす優勝。そして11年は、幾多のケガを乗り越えて3年ぶりの復活優勝を果たすなど、「いろいろな涙を流している」舞台でもある。

それだけに、今大会に入れ込む気持ちは人一倍だ。「コースコンディションも難しいし、2回勝ったことで想いも強い。私にとっては、メジャーと同じくらいの位置づけの大会ですね」。最終9番では、約8メートルを沈めてのバーディフィニッシュ。「最後の一転がりで入ってくれたので、本当に嬉しくて。すごいガッツポーズをしちゃった」というアクションからも、今週への入れ込みようが伝わってくる。

「優勝したい思いが強すぎると空回りするタイプなので、1ホール1ホールを丁寧にプレーしていきたいですね」。溢れ出そうなほどの闘志を胸に秘め、再びの勝利の味を記憶の1ページに加えたい。（兵庫県三木市／塚田達也）