2013年 日本女子オープンゴルフ選手権競技

大会史上最長の6,652ヤード 森田理香子「飛距離をいかしたい」

2013/10/02 18:33
師事する岡本綾子が帯同する中、9ホールの練習ラウンドをこなした森田理香子

賞金ランキングトップで国内女子メジャー第3戦「日本女子オープン」に臨む森田理香子は、開幕前日の2日(水)にイン9ホールの練習ラウンドを実施。師匠の岡本綾子が帯同する中で、服部真夕若林舞衣子表純子の門下生たちとともに最後の調整を行った。

早朝から見舞われた強い風雨が収まり、日も差しはじめた正午前からラウンドをスタート。大会史上最長となる6,652ヤードに加え、雨に濡れたラフが選手たちの体感距離をより長くさせる逆境も、森田にとってはプラスの要素。「距離は長いけど、他の人たちはもっと長く感じているはず。人よりも飛ぶ飛距離をいかしていきたい」と、ビッグキャリーで飛距離を稼げる自身へのアドバンテージと捉えている。

ツアー最高峰の日本タイトルは、森田にとって高い壁でもある。アマチュア時代の06年から7年連続で出場し、最高位は初出場となった06年の13位タイ。08年のプロ転向以降は予選落ち1回、最高位は11年の37位タイに留まっている。「特別に良い成績が出せているわけではない」と、自身ももちろん承知。だからこそ、“ブレイク”を遂げた今年にかける想いは強い。「技術的にも精神的にも、上達していると思う。年々、経験してきたことを出せたらいい」。淡々とした表情の中に、内なる闘志を漂わせていた。(神奈川県相模原市/塚田達也)

2013年 日本女子オープンゴルフ選手権競技