2013年 日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯

酒井美紀「4日目までの貯金が出来た」

2013/09/12 18:22
好調なゴルフを続ける酒井美紀だが、目標はあくまで謙虚だ

今季の国内女子メジャー第2戦「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」が、北海道恵庭市にある恵庭CCで開幕。大会初日は爽やかな青空の下、時折日差しが差すと汗ばむような絶好のコンディションの中で行われた。

前日までのウェットなコンディションを考慮して、2番(435→380ヤード)、11番(403→378ヤード)、14番(410→385ヤード)、15番(377→352ヤード)の4つのパー4でティグラウンドが前に出された。通算6アンダーの単独首位発進を決めた22歳の酒井美紀は「長いと思っていたところが全部前だったので、少し気持ちが楽になった」と、顔をほころばせた。

練習ラウンドでは、2番と14番が2打で届かなかったという酒井。大会前日の家族会議では、2番はパー5と考え、パー73のつもりでプレーしようと決めていたという。この日はティが55ヤード前に出され、酒井の2打目は4I(175ヤード)。きっちりとグリーンを捕えてパーとすると、6番からは3連続バーディでスコアを伸ばした。

「アイアンも悪くないし、ウッドも良い。アプローチもパターも良いので、とりあえず耐えていければ」と、メジャーの難セッティングを前に覚悟を決めていたが、蓋を開けてみれば自己ベストタイとなる「66」。最終ホールで唯一のボギーを打ったが、7バーディ1ボギーの内容に「自分でもびっくりです」とはにかんだ。

昨年の同大会でも、初日に「68」をマークして2位タイ発進の好スタート。今季は2度の3位を含む4度のトップ10入りを果たすなど、力は着実に蓄えている。それでも、25位に終わった昨年を踏まえ、「目標は去年より上の20位以内。父にも『ここは美紀が優勝を狙えるコースじゃ無い』と言われたので、4日目までの貯金が出来たと思います」と、高望みはせず、残りの3日間を見据えた。(北海道恵庭市/今岡涼太)

2013年 日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯