お手本は宮里藍 “ゆっくり”の小楠梨紗が5位発進
2013/08/09 18:31
国内女子ツアー「meijiカップ」が9日(金)、北海道の札幌国際CC島松コースで開幕。昨年プロテストに合格の小楠梨紗が4バーディ、1ボギーの「69」で回り、首位に2打差の3アンダー5位タイにつけた。
昨年末のQTを20位で通過し、今年は自身初のフル参戦。今季の予選通過は5試合のみ、現在は5試合連続予選落ち中と苦しいシーズンが続いているが、前週までの2週間のオープンウィークでパットを重点的に調整。「7月頭から調子が良い」というショットに、パットがようやく噛み合い、この日の好スタートへと繋げた。
そのショットで特徴的なのは、「宮里藍さんが、良いお手本になっている」という、スローモーションのようなバックスイングだ。「ずっとですね。自分はゆっくり振っているつもりは全くないんですけど・・・」と苦笑い。スイングだけではなく、話し方も非常にスロー。落ち着いた低いトーンでゆっくりと、一定のリズムで言葉を並べていく。それを指摘されると、「そうですね」とまたアルトで苦笑い。「普段から食べるのも遅いんです。しゃべるのと、食べるのと・・・」。
唯一(?)速さを心がけているのは、ラウンド中に歩くスピード。「プレーが遅いのはいけないので、歩くのは速く、一番前を歩くように心がけています」。ショットはゆっくり、歩きは速く。調子のバロメーターともいえる小楠独特のプレーリズムとなっている。(北海道北広島市/塚田達也)