森田と横峯は対称的な反応 高額賞金の行方は?
2013/06/26 18:50
今年で2回目の開催となる国内女子ツアー「アース・モンダミンカップ」は27日(木)、千葉県のカメリアヒルズカントリークラブで開幕。昨年の3日間から4日間競技に移行し、賞金総額はツアー今季最高額に並ぶ1億4000万円に増額。優勝賞金は2,520万円と、高額賞金にも大きな視線が注がれている。
2位の佐伯三貴に3000万円差をつける約8,700万円で、賞金ランキングトップを独走中の森田理香子にとっては、自身初の獲得賞金1億円突破、そして賞金女王へ大きく前進するチャンス。しかし、周囲の喧騒をよそに、賞金に関しての森田は「あまり興味が無い」と、これまで通りクールな構えだ。「成績を重視したい。優勝を目指して頑張りたいです」と、賞金争いは度外視、あくまで“スコアの争い”を念頭に置く。
先週の「ニチレイレディス」は47位タイと上位争いに加われなかったが、「先週よりも体の調子は良いし、調子も上向き」と話す森田。「4日間あるし、自分の中に安心感もありますね」と、2週間前の「サントリーレディス」に続く4日間競技での連勝をかけた一戦に臨む。
また、同3位で追う横峯さくらにとっては、約4240万円に開いた森田との差を少しでも詰めたいところ。「(高額賞金は)モチベーションが上がるし、良い成績を残したい気持ちが強くなりますね」と、気持ちの昂ぶりを口にする。
「調子自体は悪くない。凡ミスをしてしまう感じなので、そこをしっかりとガマンして、獲れるところを獲っていきたい」。先週を12位タイで終えた「ニチレイレディス」でも、「難しくないバンカーからや、アプローチからボギーを叩いてしまうことがあった」という反省を活かし、賞金の上積みを狙う。(千葉県袖ヶ浦市/塚田達也)