2013年 中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン

上田桃子、終盤の3パットボギーで勝機を逃す

2013/05/26 19:03
ショットは本調子から程遠い状態ながら、一時は首位に1打差まで肉薄した上田桃子

愛知県にある中京GC石野コースで開催された、国内女子ツアー「中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン」の最終日。首位に7打差からスタートした上田桃子は、前半に4つ伸ばして首位の森田理香子を猛追。一時は1打差に詰め寄るも、後半は2ボギーと失速し、この日「70」は通算5アンダーの4位タイフィニッシュ。逆転優勝を逃す結果に終わった。

停滞が続く森田に肉薄して迎えたサンデーバックナイン。しかし、1打差のままで迎えた15番(パー3)が勝負の分かれ目となった。ピン左奥4.5メートルからのバーディトライが2.5メートルオーバー。返しのパーパットはクルリとカップ左側から半周し、3パットボギーで自ら流れを止めてしまう。

「後半は耐えながらラウンドしていましたが、あの3パットからですかね。フィーリングは良かったので狙いにいったのですが・・・」。その後は勝機を失った流れを呼び戻すことは叶わず、最終18番もピンを攻めた2打目はグリーン手前のバンカーに消えた。

「先週、今週とショットが本当に酷い中、自分の感覚を信じてやった」と上田。国内ツアーでは久々となる優勝争いにも、「自分の中では、優勝争いという感じでもなかった」と、充実感はうかがえない。それでも、今週から替えたパターには好感触を得たようで、「アメリカでもパットでスコアを作れるように。今日は、その典型だった。向こうでもそのスタイルでやっていきたい」と、主戦場への戦いに向けて収穫も得た。上田は次週、約1ヶ月ぶりの米ツアー参戦となる「ショップライトLPGAクラシック」に臨む。(愛知県豊田市/塚田達也)

2013年 中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン