2013年 ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント

横峯さくら、逆転Vへ好位置で最終日へ

2013/03/09 19:38
今季からドライバーを替え、首位と3打差の3位タイまで浮上してきた横峯さくら

昨年は優勝を果たせずにシーズンを終えた横峯さくらが、2013年の開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」で逆転優勝のチャンスを迎えている。2アンダー16位タイでスタートすると、4番パー5で下り1.5メートルのバーディパットを決めると、5番は大きく右に切れる7メートルのバーディパットを沈めた。

さらに7番パー5では2打目でグリーンの手前15ヤードに運び、上り4メートルのバーディパットを入れた。ところが8番パー3は、ピンに向かったティショットが直接ピンに当たり、跳ね返ったボールはグリーン右手前のラフに埋まる不運。このホールでボギーをたたいてしまうが、後半にも3つのバーディを奪って首位と3打差の3位タイに急浮上を果たした。

「昨日はパッティングが良くなかったのですが、今日は良く入ってくれました。その反面、ショットは昨日が完璧すぎたので、トータルで考えると良いラウンドということになりますかね」。スコアを伸ばしたが、納得には今ひとつ物足りない表情を浮かべた。

初日、2日目と横峯のドライバーショットは安定感を見せている。コース上が硬いこともあって横峯の低い弾道は、落ちてからのランが他の選手に比べて数段伸びをみせる。「確かに飛んでいますね。というより、去年が相当ひどい状態だったというのを今と比べて実感しています」と分析。安定感については「自分に合ったクラブが見つかったということですね」と、今季から使い始めたドライバーを絶賛する。

首位と3打差は逆転も十分に可能な差。最終日を迎えるにあたって横峯は「昨日のショット、そしてこの日のパッティングがかみ合えば、良いスコアも出ると思います」と話す。プロ転向10年目を迎える横峯が初の開幕戦制覇を果たすかは、もったいないミスを出さないことが条件の1つになりそうだ。(沖縄県南城市/本橋英治)

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