国内女子ツアー

有村智恵、振袖への誓い 「目標は新人賞」

2012/12/14 11:26
公の場では成人式以来という振袖姿で表彰式に登場した有村智恵

今月初旬に米国フロリダ州で開催された米国女子ツアーファイナルQTを5位タイで突破。2013年は海外へと羽ばたく有村智恵が、「公の場で着るのは、成人式以来かな」という華やかな振袖姿で米ツアーへの決意を語った。

13日(木)に都内で催された『LPGAアワード2012表彰式』に、白とピンクを基調とした桜模様の振袖姿で登場した有村。この日の“晴れ着”には、1つの思いがこめられていた。「来年からアメリカに行くと決まってから、どんどん“日本人らしさ”を大事にしていきたい、と思うようになった。それまでは日本の文化というものをあまり意識したことは無かったけど、年に1回くらいは、そんなきっかけがあってもいいかな」。

そのクライマックスに見据えるのは、米国女子ツアーの最高峰の賞の1つ、プレーヤー・オブ・ザ・イヤー(最優秀選手賞)授賞式だ。「獲ることができたら壇上に立つこともあると思うし、その時は日本人らしい格好をしたい」。日本人では1987年の岡本綾子以来となる快挙へ向け、同じ振袖姿で誓いを立てた。

その上で、来シーズンに目標に掲げるのはルーキー・オブ・ザ・イヤー(最優秀新人賞)の獲得だ。「来年1年しか狙えないし、まずはそこを目標にしていきたい。(受賞式で)着物は・・・着ないかもしれません」。振袖姿は、最終的な目標成就まで胸の内に留めておく。(東京都千代田区/塚田達也)