キンクミ、今季2度目の悔し涙
2009/03/20 21:27
今年の国内女子ツアーで、ひときわ多くのカメラマンを引き連れている金田久美子だが、開幕戦はあえなく予選落ち。迎えた第2戦の「PRGRレディス」でも、ショットが乱れ、初日は11オーバーの大叩きをしてしまった。
途中の12番グリーンでは、50cmのパーパットをお先に入れようとアドレスすると、強風が吹き始めた。あわててアドレスを解いたが、風によって球は動かされてしまう。「アドレスを解除したから、大丈夫だと思った」という金田は、球を元に戻さず、動いた場所からパットをしてしまう。しかし、これは明らかなルール違反。一度アドレスをした後は、ボールから一旦離れても罰が適用される。本来は一打罰のもとに元の場所にリプレースしなければならなかったが、この処置を怠った為、一般の罰の2打が科せられた。
ホールアウト後、ショックですぐにはロッカーから出てこられなかった金田だが、しばらくの後、目を潤ませて記者達の前に現れると、「ルールを知らなかった自分のせい」と肩を震わせた。「ショットもグリーンに載らないし、こんなの初めて」と、動揺を隠せなかった。