2012年 サマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメント

斉藤愛璃、起死回生のチップインバーディで3試合ぶりの決勝へ

2012/07/21 19:24
パットの復調も奏功。3試合ぶりの決勝ラウンド進出を決めた斉藤愛璃

茨城県のイーグルポイントGCで開催されている、国内女子ツアー「サマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメント」の2日目。1オーバーの59位タイからスタートした斉藤愛璃が、3バーディ、2ボギーと1ストローク伸ばし、通算イーブンパーの46位タイで辛くも予選突破を果たした。

開幕2日前、水曜日の練習ラウンドでパッティングのルーティンを変えてから「課題のパットがすごく良くなった」と、手ごたえとともに迎えた今週。「いつもは考えすぎてしまい、打つまでがゆっくりだった流れを少し速めにした」という矯正も奏功し、3試合ぶりの決勝ラウンド進出を引き寄せた。

とはいえ、決して安泰の18ホールでは無かった。前半をイーブンで折り返すと、後半アウトの2番でボギーを叩き、通算2オーバーと予選通過が遠ざかる展開。この流れを断ち切ったのが、4番のチップインバーディだ。「グリーン奥の難しいところだった」という15ヤードのアプローチを鮮やかに捻じ込むと、7番では2mを沈めてイーブンパーに浮上。最終9番も、5mのバーディパットがオーバーし、1mながら下りのデリケートなパットを残してしまう。

「難しいラインだったけど、思い切りいきました」。決勝ラウンド進出をかけたパーパットを何とか捻じ込み、笑顔のホールアウトを遂げた斉藤。「後半になってショットも良くなってきました。明日、もう1回頑張りたいですね」と、しばらく遠ざかっていた決勝の舞台でのさらなる浮上を誓った。(茨城県稲敷郡/塚田達也)

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