連覇がかかる美香、難コースを相手に「楽しみ」
2011/09/28 15:41
今年の「日本女子オープン」にディフェンディングチャンピオンとして臨む宮里美香が、開幕前日の28日(水)にインコース9ホールの練習ラウンドを実施。月曜日に9ホール、火曜日のプロアマ戦と合わせ計36ホールをこなし、77年の樋口久子以来となる大会連覇をかけた一戦に臨む。
「この3日間ですごくいい練習ができました」と充実の表情を浮かべる宮里。今週は深いラフへの警戒をつねづね口にし、この日もグリーン周りのアプローチを重点的に練習。加えて「今日は難しいピンポジションを想定してラウンドしたけど、ちゃんとできました。ショットも昨日に比べて良くなってきましたね」と、好調をうかがわせる言葉が続いた。
大利根カントリークラブで開催された昨年は、「攻めていこう、という気持ちでやった」とスコアを伸ばし続け、ただ1人の2桁アンダーとなる通算12アンダー。後続に6打差をつけての圧勝だった。だが、今年の和合に対しては「去年とセッティングが全く違う。今年の方がハードだと思う」と難度の違いを挙げ、「去年は攻めてあのスコアだったけど、今年はすごくガマンが求められる。どこまで耐えられるかだと思う」と覚悟のほどを口にする。
その上で、「どんなコースにも適応できる選手になりたいと思っているし、去年とぜんぜん違うコースセッティングも楽しみです」と、自らへの期待を言葉に込める。今年も日本最高峰の舞台で、さらなる高みを目指す。(愛知県東郷町/塚田達也)