2010年 フンドーキンレディース

諸見里しのぶ、隣ホールのグリーンにナイスオン!?

2010/05/15 18:53
コースとの相性は悪いが最後まで成績にこだわって戦いたいと言う諸見里しのぶ

国内女子ツアー「フンドーキンレディース」の2日目。1オーバー14位タイからスタートした諸見里しのぶは、序盤4ホールをパーで切り抜けた。しかし、5番で自身も信じられないようなミスショットが飛び出してしまう。

ティショットを右サイドのラフに入れ、ピンまでの残り距離は171ヤード。ユーティリティの5番を手にした諸見里がボールに近づくと、なにやら黒い影が見えた。キャディと確認すると、それがボールにへばりついた土だと判明した。

「なんかミミズが這い出してきた跡のような大きな土の塊が付いていたんです。キャディさんに相談しましたが、どうしようもないのでそのまま打ったんです。そしたら、狙った方向よりも50ヤードぐらい右にすべるように飛んでしまって、隣のホールのグリーンに乗せちゃうところでした」と言う。

実際には、この5番の右隣にホールはないので、諸見里が言ったグリーンは同じ5番のサブグリーンだったが、試合で使用しているグリーンまでは50ヤード程度の距離が残った。3打目のアプローチでなんとかカラーまで運んだが、そこからパターを使用したが寄らず入らずのダブルボギー。

「あの状況で最低でもボギーにしないといけませんよね」と反省する諸見里だが、この日のトラブルはこの1ホールだけ。その後バーディを4つ奪い、通算1アンダーの10位タイまで浮上してきた。

「今週はなんとしても結果を残したい!」と強い意思を見せる諸見里。過去この会場で2日間終わってアンダーパーは初めてだというが、最終日もスコアを1つでも伸ばして上位に入るつもりでプレーを続ける。

2010年 フンドーキンレディース