難度1位の18番で見せた計算ずくのスーパー・パー 永井花奈が狙う国内メジャー初タイトル
◇国内女子メジャー◇日本女子オープンゴルフ選手権 2日目(2日)◇宝塚ゴルフ倶楽部旧コース(兵庫)◇6185yd(パー70)◇晴れ(観衆7420人)
永井花奈がこん身のパーセーブで首位と3打差2位をキープした。
予選2日間通算難度1位で、この日のバーディが3個だけだった18番は427ydのコース最長パー4。最終ホールのティショットを右ラフに打ち込んだ。ピンは砲台グリーンの右エッジから4.5ydに切られ、ショットが右に流れれば、ボールは身長より高いアゴがそびえるガードバンカーに吸い込まれる。永井はそんなバンカーを“OK”に計算して、4番ユーティリティを握った。
「私のショットならグリーン手前からバンカーに入ったとしても、転がり込むなら“いいライ”になると思った」。結果的にボールは計算通りにバンカーのいいライへ。そこから、絶妙のスピンで2.5mにつけ、見事に沈めた。「寄るのは2.5mが精いっぱいと思っていて、そうなって。あとはそれを入れるだけだったけど…」と極限に近いロケーションから、ギリギリのジャッジを成功させたことを喜んだ。
プロ11年目で通算38試合目の国内メジャー。「なんか(日本女子プロ)選手権と似たような展開ですね」。単独首位で折り返しながら17位に終わった3週前「日本女子プロ選手権」に思いをはせたが、同じ轍(わだち)は踏みたくない。
「今日のようにコツコツと続けたいですね。決め事をしっかり決めて。あとはテンポを大事にしたい」と残り2日へのイメージをふくらませる。永井の国内メジャーベストフィニッシュは2014年本大会。テレサ・ルー(台湾)が優勝し、日本勢最高の3位でローアマを獲得した。17歳の躍動から12年。ベテランらしいプレーを、女子ゴルファー日本一の称号につなげたい。(兵庫県宝塚市/加藤裕一)