2026年 日本女子オープン

「疲れはないです」“全英覇者”の桑木志帆が余力残した通算4アンダーターン

2026/10/02 15:34
2日連続「68」をマークした桑木志帆

◇国内女子メジャー◇日本女子オープンゴルフ選手権 2日目(2日)◇宝塚ゴルフ倶楽部旧コース(兵庫)◇6185yd(パー70)◇晴れ(観衆7420人)

通算4アンダーで予選ラウンドを終えた桑木志帆は午後スタートだった初日より、午前スタートのこの日のほうが「風が強かった」と言う。「特に強かった」という前半は、アウトより高いエリアにあるインを回り2バーディ、2ボギー。後半のアウトで2つ伸ばした2アンダー「68」は満足できる一日だった。

通常大会と空気感やセッティングが異なるナショナルオープンだが、ショットのリズムは変わらない。強弱、向きに惑わされそうな風の中でも“平常運転”を貫いた。最初のバーディを奪った11番。フェアウェイから強いアゲンストの残り109ydの2打目で、流れるようにPWを選び、コントロールショットで2.5mにつけた。「迷いたくない。フィーリングで決めてそのままで」。結果的にミスになっても、受け入れる覚悟を決めたプレーに“全英覇者”の貫禄が漂う。

グリーン上も自信にあふれる。17番(パー5)のイーグルパットの距離を「10.4m」、4番(パー5)のバーディパットは「9.1m」と口にした。選手が問われて“自己申告”するパットの距離は人によって違う。例えば「4、5mぐらい」とざっくりしていたり、メートルでなくヤードでとらえたり…。コンマ付きの数値の場合は「.5m」はよくあっても、1や4の“端数”で話す選手はまずいない。

桑木は今季開幕前からパットの距離などのデータ集積を続けている。「それによって、自分の強みと弱みがわかるようになりました。私はずっとパットが下手と思っていたんですが、データを見たら悪くなくて」。課題を挙げるなら「細かく言うのは難しいけど、4m以内」だが、全体的な数字の裏付けが「自信になっている」と手ごたえを感じている。

ツアー史上初の“6つのパー3”に加え、小さくて砲台状のグリーンは風が強まるほど難度を増す。多くの選手が“ゴルフ脳”をフル回転させ、体力、気力を削られながら必死にスコアを作る中、桑木は「初日は(5バーディ、1ボギー1ダブルボギーと)出入りが激しくて頭が疲れましたけど、きょうは(辛さなどは)全然なくて。ショットも安定しているし、疲れもないです」とケロリとしたもの。エンジンに余力を残した“安全運転”で、2024年「ツアー選手権リコーカップ」に次ぐ国内メジャー2冠がかかる週末に突入する。(兵庫県宝塚市/加藤裕一)

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