「誰か拾っちゃった?」佐久間朱莉がまさかのロストボールでダブルボギー
◇国内女子メジャー◇日本女子オープンゴルフ選手権 初日(1日)◇宝塚ゴルフ倶楽部旧コース(兵庫)◇6185yd(パー70)◇晴れ(観衆5944人)
最終9番で6mを沈め、バーディで締めくくった。“赤字”の1アンダー「69」で初日を終えられたことは何よりだ。佐久間朱莉は「いろんな不運がありましたから」と苦笑いで一日を振り返った。
1アンダーで迎えた前半16番(パー3)で“白昼の悪夢”に見舞われた。右5ydのピンまで実測187yd、5番ユーティリティのショットは持ち球のフェードでなく少し捕まったが、グリーン左端あたりで左にキックするボールは見えた。
ところが「左にパーンと跳ねたのは見えたし、ちょっとこぼれたぐらいかなと思ったら…なかったです」。見当を付けたラフのエリアは開けていた。極端に深くもない。“あるはずのボール”を探した。結局、ロストボール。カートでティイングエリアに戻り、3オン2パットのダブルボギーになってしまった。
「いろんな不運」の一つは、グリーン周辺にギャラリーがほとんどいなかったこと。午前スタート2組目で、前を回る小祝さくららの1組目は、観衆を引き連れてすでにグリーンを離れていた。ボールの行方を見る人がいなかった。佐久間が「誰かが間違って拾っちゃったんじゃないかな」と良からぬ想像を働かせてしまうのも無理はない。
過去にツアーでロストボールの経験はある。昨年の「日本女子プロ選手権」ではおそらく「木になった(木の枝の上に乗った)」と言う。しかし、ここまで不条理なケースは初めてだ。「気持ちを切り替えないと」と心掛けた後半は1番、6番(パー3)でいずれも2m弱のチャンスからバーディを奪うなどカムバックを果たした。それでも、もう一つ納得はいかない。「あの後、イーグルでも来るかなと思ったのに来なかったです!」。今度は幸運が来ることも信じ、初の国内メジャー制覇がかかる残り3日に向かう。(兵庫県宝塚市/加藤裕一)