「なんでだろうを繰り返してる…」 神谷そらは大会連覇でもどかしい時期から脱却へ
◇国内女子◇住友生命Vitalityレディス 東海クラシック 事前(17日)◇新南愛知CC美浜C(愛知)◇6565yd(パー72)
「悪くはないけど結果が出ない。『なんでだろう』を毎週繰り返している感じです」――。前年覇者の神谷そらは、今季の“もどかしさ”をそう表現した。
「調子に波があった去年までと比べれば評価できる」というシーズンは、3月「Vポイント×SMBCレディス」2位、8月「CAT Ladies」3位を含めてトップ10入りが7度。メルセデスランキング15位は、決して悪いポジションではない。それでも、2勝を挙げて同ランク2位と年間女王を争った昨季の実績があるからこそ、現状には満足できない。
答えを探す上で、お手本になりそうな存在が世界ランキング1位のネリー・コルダだ。6月「全米女子オープン」3日目で同組になった際、「たぶんですけど、調子は良くなかったような気がした。テレビで見る良いときのプレーよりも首を傾げる回数が多かった」と感じたという。
しかし、ふたを開ければコルダが頂点に立っていた。「悪い中でも勝っていく姿、悪いなりにまとめてくるところを、誰よりも近くで見ることができた」。垣間見た世界ナンバーワンの底力が、もがき続ける神谷にとって光明になっている。
今週はもうひとつ負けられない戦いがある。大会の第2ラウンド終了後に行われる、恒例のドライビング女王コンテストだ。前年は後藤あい(兵庫・松蔭高)がアマチュアとして史上初めて優勝した。記者から「プロとして負けられないのでは?」と水を向けられると、「もう(穴井)詩さんと(山本)景子さんに任せます!今年の私では無理です!」ときっぱり。昨季(261.92yd)を含め、過去3シーズンで2度の1位を記録しているドライビングディスタンスで今季は4位(252.35yd)に甘んじる。自分への期待値は必ずしも高くない。
「去年は結構カツカツだったので、(出場は)2日目のスタート時間と相談かな」と含みを持たせつつ、シーズン中にリミッターを外して挑める状況もなかなかない。出るとなれば、「のびのび振っていいですよね?」と笑った。
飛ばし屋の称号、そして今季初優勝。両方をつかみ取り、抱える“もどかしさ”に終止符を打ちたい。(愛知県美浜町/安平賢太郎)