清本美波「メチャクチャ上出来」4位発進 “クセ”の持ち球が強風にハマる
◇国内女子◇ヤマハレディースオープン葛城 初日(2日)◇葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(静岡)◇6510yd(パー72)
昨年の最終プロテスト1位通過の伊藤愛華が首位発進を決めた初日に、同じく2023年トップ合格の清本美波も気を吐いた。強風が吹いた難コンディションで6バーディ、3ボギー1ダブルボギーの「71」をマーク。首位に2打差の1アンダー4位で初のトップ10圏内で滑り出し、「メチャクチャ上出来。うれしいです」と満面の笑顔を向けた。
華々しくプロゴルファーの第一歩を踏み出した3年前から一転、以降は苦しいシーズンが続く。24年は9試合、25年は24試合に出場し、予選通過は各シーズン1回ずつの計2回のみ。1年前の「ヤマハレディースオープン葛城」から21試合連続(1試合の棄権を挟む)で週末に進めていない。ルーキーシーズン開幕から3試合連続の予選落ちに心を痛めていた伊藤よりも、長く深刻な状況にある。
強い低弾道のドローボールが持ち球ではあるが、「クセで(出ている)。ずっと課題で反省点」と決して望む球筋ではない。より高さを出すための修正は進まず、「スコアが作れていない感じがずっとあった」と悩ましい。
そんな持ち球が、強風が難度を上げたこの日の葛城でハマった。勢いのある低いボールにより「今日はそこが(風の影響を)受けずにすんだのかな」と分析。オフに注力したドライバーショットも「打てている」と手応えを深め、「去年や1年目に比べたらストレスなく試合に臨めている」と言う。良いイメージを定着させるためにストレートの弾道を打ち続けたほか、苦手なイメージのあるゴルフ場でラウンドを重ねるなど、例年とは違う取り組みも行った。
「持ち球の低い球が、唯一ちょっとだけ通用してくれる」と笑う強風の葛城。2日目以降は風が弱まる見込みだが、まずは好スタートを1年ぶりとなる決勝ラウンド進出につなげたい。(静岡県袋井市/塚田達也)