国内女子ツアー

今季日本ツアーフル参戦のヤング・キムがマルマンと契約!

2010/02/18 16:47
日本語を交えて挨拶をするヤング・キム。通訳はマネジメントも務める金英淑

昨年12月に行われた国内女子ツアーのファイナルクオリファイでトップ通過を果たしたヤング・キム(韓国)が、マルマン株式会社とクラブの使用契約を結んだ。契約期間は3年間で、クラブはドライバーがマジェスティ、フェアウェイウッドがメガ・シャトル、アイアンはコンダクターPRO、そしてキャディバッグには黒地に金色の文字が入ったマジェスティ(オリジナル)を使用する予定だ。

キムは2003年から米国女子ツアーに参戦し、7年連続で賞金シードを確保してきた。07年には「コーニングクラシック」でツアー初優勝も果たし、世界最高峰の米ツアーでもトッププロの仲間入りを果たした。

そのキムが日本ツアーに参戦することになったのは、昨年米ツアーの賞金女王となった申智愛の存在が大きかった。日本ツアー、そして日本を好む申が米ツアーに戻った際に、その話を聞いたキムは、数年前から日本ツアーに興味を持ち出した。「米ツアーは移動も大変だし、4日間の試合も多い。日本はその点で少し負担が少ない、日本ツアーのギャラリー数が多く盛り上がっていることも知り、興味がさらに高まりました。早く日本の文化に慣れるよう日本語も勉強します」と挨拶した。今季のキムは4大メジャー以外は日本ツアーに専念する予定になっている。

日本のゴルフ場はまだ数コースしかラウンドした経験がなく、まずはツアーに慣れることが第一なので「今季の目標は1勝」と謙虚に話す。契約を行ったマルマンの大隈宏昭社長は「6月にはマジェスティの新作を発表しますので、出来ればそれまでに優勝をして欲しい・・・」と本音もこぼした。韓国などアジア市場でマジェスティブランドの販売を伸ばしたい同社としては、キムの活躍で市場を広めたいところだ。

実力選手のヤング・キムが新しいクラブで日本ツアーフル参戦を決意