国内女子ツアー

吉田優利「意味のある時間に」 米ツアー挑戦前のオフの過ごし方

2023/12/21 08:16
「綺麗に仕上がってうれしい」とドレスに満足げ

華やかな青のドレスで登場した。5月「ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ」で優勝した吉田優利は20日、東京都内のホテルで行われた日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)による年間表彰式「JLPGAアワード」に出席した。

今季のツアーチャンピオンとして、7月からこの表彰式に向けてドレス探しを始めたが、「理想のドレスが見つからなくて」。見つからないのなら作ってしまおうと「“マーメイドドレス”のような感じで」と自らデッサン。オーダーメイドのドレスに「綺麗に仕上がって良かった」と満足げな表情を見せた。

12月に行われたQシリーズ(最終予選会)を7位で終え、米ツアーの2024年シーズン出場資格を獲得。23歳での挑戦は「人生設計するうえで決めていた年齢。早くも遅くもない、ベストなタイミングだと思う」と話した。

今回の表彰式までスポンサー巡りなどの仕事があり、来シーズンのキャディやチーム編成で未定のままのものも多い。「基本はアメリカにいるんじゃないかな。急に気が変わることもあるから分からないけど、イメージとしてはなかなか日本の試合には出られないかも」とざっくりと予想する。

「(アメリカでは)旅行とかももちろんしたいけど、それってゴルフが終わってからでもできる。いまはどれだけゴルフと向き合えるかだと思う」とゴルフに時間を費やすつもりだ。

そのためにも、まずは今オフ「自分がどんなスイングをして、どういう選手になりたいかを想像しながら逆算して過ごしたい。今まで以上にすごく意味のある時間じゃなきゃ」と入念にプランを練って土台作りに力を入れる。

「アメリカに行ってどういう風になるか分からないけど、できるのは自分のベストを尽くすだけ。日本で過ごす時間はなかなかないかもしれないけど、日本のファンの方にも元気が届けられるような、私らしいプレーをしたい。世界レベルのフィールドでプレーできるのが一番の楽しみ」と秘める野望に胸を躍らせた。(編集部・石井操)