2009年 LPGA新人戦加賀電子カップ

新人戦を制した藤本、志高く「早くアメリカへ」

2009/12/11 18:22
アマチュア時代から世界を舞台に戦ってきた藤本麻子。見据える先には米国ツアーが待っている

今年の「LPGA新人戦 加賀電子カップ」を制したのは、アマチュア時代からその名を馳せてきた藤本麻子不動裕理横峯さくら上田桃子ら、過去に賞金女王に輝いた歴代優勝者にその名を刻んだ。プロテスト合格、来季のレギュラーツアー出場権をかけた最終予選会も突破するなど、順調にキャリアを積み重ねている。

その藤本が早くも見据えているのは、世界最高峰の舞台である米国女子ツアー。「早くアメリカに行きたいと思っています」と、掲げる目標と志は高い。オフのトレーニングにもその姿勢は表れている。年明け早々に渡米し、米ツアーを主戦場とする宮里美香らとトレーニングに励む予定。英語も勉強中で、自らの目標に向けて着々と準備を進めている。

その夢舞台への挑戦も、まずは国内ツアーで結果を残せなければ話にならない。「今のままでは通用しないし、足りない部分を磨いてレベルアップする気持ちを忘れてはいけない。来年は1年間を通しての戦いになるので、精神的にも強くなりたい」。高いモチベーションで臨む来シーズン。年々レベルが向上している女子ツアーの中にあっても、上位を脅かす目の離せない存在となることだろう。

2009年 LPGA新人戦加賀電子カップ