2009年 LPGA新人戦加賀電子カップ

竹村真琴、有終の美とは行かずも「良い1年でした」と笑顔

2009/12/11 17:20
新人戦は不本意な結果に終わったが、今年1年を笑顔で振り返った竹村真琴

2日間に渡る「LPGA新人戦 加賀電子カップ」が終了。優勝候補との呼び声も高かった竹村真琴は本調子から程遠い内容で、通算14オーバーの17位という不本意な結果に終わった。

「プレーにはまったく納得いかなくて、悔しい2日間でした」と表情を曇らす竹村だが、今年1年を評して「目標にしていたことを2つともクリアできたし、良い1年でした」と笑顔で振り返る。その2つとは、プロテストの合格と、最終予選会(ファイナルQT)の突破。先週に実施されたQTでは8位通過と健闘を見せ、来シーズンはほぼ全てのレギュラーツアーに出場できる権利を手にした。

その竹村、実は今年の元日に行った初詣でおみくじを引き、その結果が凶だったと明かす。「一週間ぐらい引きずりました…」と苦笑する竹村だが、「今年は上出来。大吉でしたね」と、自らの実力で運命を変えて見せた。

「まずはシード権」と目標を掲げる竹村。石川遼と同じ仲田健トレーナーの指導のもと、「持久力、筋力強化を含め、1年間持つ体をつくりたい」と、オフはトレーニングに徹底的に費やす。技術面でも「ショットの精度やショートゲームなど、全て向上させなければいけない」と、表情を引き締める。仲田氏はプロ野球選手のトレーナーも兼ねており、時期が合えば合同トレーニングを行う可能性も。シーズン開幕を前に、オフにも多くの注目を集めることになりそうだ。

2009年 LPGA新人戦加賀電子カップ