原英莉花「変な夢を見て気分が悪かった…」 目指すは日本開催の“TOTO”出場
◇国内女子◇ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 初日(22日)◇利府GC (宮城)◇6569yd(パー72)◇曇り(観衆2789人)
原英莉花が4バーディ、1ボギーの「69」でプレー。3アンダー13位で滑り出した。
「変な夢を見て気分が悪かったが、ひとつ目のバーディ(3番)が奥のカラー6mから強く打ったのがピンに当たって入ってくれて。そこから少し気持ちよくプレーにのめり込めた」
初日は午前9時のティオフで、起床したのは同5時50分。“変な夢”のせいで寝起きは最悪だったという。
「何かは覚えていないが、朝から気分が悪くて仕方なかった。『怒ってるの?』と言われて、怒ってないんですが、すごい気分が悪かった。すっごい久しぶりに夢を見た」と厳しい表情でドライビングレンジに足を運んで調整に励んだ。
それでも4番(パー3)では1.5mを決めて連続バーディ。12番も140ydから30cmにつけてバーディを奪い、心の中の“モヤモヤ”も徐々に晴れていった。
2024年の米ツアー出場権をかけた2次予選会(Qスクール・ステージ2/10月17日~20日、フロリダ州プランテーションG&CC)にエントリー済。予選会前週に行われる国内ツアー「富士通レディース」と、同週「マスターズGCレディース」は欠場するが、目標は明確だ。
「TOTOに出たいので、どうしてもこの3試合で優勝しないといけない。そのぐらいの争いをしないといけない」
日米ツアー共催「TOTOジャパンクラシック」(11月2日~/茨城・太平洋クラブ 美野里コース)の出場資格は「富士通―」終了時のメルセデスメルセデスランキングで35位以内だが、原は現在49位につけている。
3日間大会の優勝だと200ポイントを得るが、35位とは約167ポイント差だ。「ガンガン行きたいと思う得意なコース、好きなコースのひとつ。いいプレー。ビッグスコアを狙って頑張りたい」と逆転出場へ攻めのゴルフを貫く。(宮城県利府町/玉木充)