岩井明愛「英語で話しかけて」 “先生”は元世界ランク1位

◇国内女子◇ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 初日（22日）◇利府GC （宮城）◇6569yd（パー72）

岩井明愛は韓国の申ジエと同組だったが、プレー中の共通語は“英語”だ。

きっかけは6月「アース・モンダミンカップ」で「英語を勉強したいので、『英語で話しかけて』と自分から言いました」。同試合は申にプレーオフで競り負けたが、そこからは米ツアーでも活躍した元世界ランク1位の憧れの先輩が英語の“先生”になった。

将来的な米ツアー挑戦を見据える21歳は今季、7月「全米女子オープン」、8月「AIG女子オープン（全英女子）」など海外メジャーに参戦した。英語の習得は喫緊の課題なのだ。

「上達はまだまだですね。でも海外の試合に出て、最初のホンダタイランド（2月）のときよりは単語も知っているので少しずつ…」。細かい積み重ねが自信につながっている。

この日は7バーディ「65」で回り、「ティショットがすごく良くて、あまりラフにいかずにセカンドから狙っていけた。チャンスにつけられたので良かった。調子も良い感じです」。フェアウェイキープ率は79％（11／14）だった。

2週連続優勝へ向けて首位発進を決めた。「調子良いというか、自分の思っているプレーができている感じ」とツアー3勝目へ力も入る。（宮城県利府町／玉木充）