岩井明愛は国内5戦連続トップ5入り 「行くこと自体初めて」の英国でメジャーへ
◇国内女子◇楽天スーパーレディース 最終日(30日)◇東急グランドオークGC(兵庫県)◇6636yd(パー72)◇晴れ時々曇り(観衆1601人)
今季1勝の岩井明愛は35度前後の気温が続いた猛暑の一戦を戦い抜き、通算17アンダー4位で終えた。前週「大東建託・いい部屋ネットレディス」でも4位に入り、7月「全米女子オープン」を除いた直近の国内ツアーでは5戦連続でのトップ5入りとなった。
初めて出場する「AIG女子オープン(全英女子)」(8月10日~/イングランド・ウォルトンヒース)前の最後の試合となった今大会。最終日はバックナインでバーディを5つ奪う勢いを見せ、6バーディ、ボギーなしの「66」で回った。優勝スコアに4打足りず「悔しいですね。ショットの当たりとか感覚は悪くないけど、一日の中でのミスがまだ多い」とドライバーからパッティングまで全ての底上げが必要とした。
31日(月)に双子の妹の岩井千怜が待つ英国に向けて出国。「合流してどこかコースを回るのかな。イギリスに行くこと自体初めてで、景色と食事が楽しみ。(渡仏していた)千怜がお味噌汁とお握りが食べたいって言っていて、それは日本から持って行く予定。トップ5に入りたいけど、その前にしっかり予選通過をできれば」と力を込めた。
クラブに関しては、ツアー初優勝にも貢献したクラブでもあるロフト角58度のウェッジを「もっと角度がひらいた、抜けがいいやつを現地で受け取るつもりなので、それを向こうで試してみようかなと思っている」とした。
穴井詩も初の全英へ
岩井と同じく初めて全英女子に臨む穴井詩も次週の国内ツアーに出場せず、8月5日(土)の夜に出発する。今大会は最終日を5バーディ、2ボギーの「69」で回り、通算9アンダー26位。「大会3日目は集中力が切れていたので体力面は反省。きょうは体もピンピンしていたのにこのスコアなので“へったくそ”だなあってしょげて帰ります」と振り返った。
「ショートホールのティショットは良くなってきたかな。あとは52度のウェッジのラインがちょっと出ていなくて、パターはそこそこ。ドライバーもわりと安定してきた」と安心材料と課題を挙げた。
「全米と全英は私にとって2大大会。楽しみ6割、ナーバス4割ですかね…。日本にはないコースとか世界のレベルを味わってきたいなと思います」と憧れの地へ心を躍らせた。(兵庫県加東市/石井操)