双子の妹がいない寂しさも 岩井明愛「休もうという考えはない」

◇国内女子◇楽天スーパーレディース 事前(26日)◇東急グランドオークGC（兵庫県）◇6636yd（パー72）

岩井千怜はメジャー「アムンディ エビアン選手権」で渡仏したが、双子の姉の岩井明愛は猛暑の兵庫県で汗を流している。「いつも練習場でちょっかい出したりしていたけど、それが無い。ちょっと寂しいですね」。2年前の「日本女子オープン」や「大王製紙エリエールレディス」と、同じ会場に妹がいないことは過去にもあったが今年は初めて。やっぱり気持ちはちょっと違う。

前週「大東建託・いい部屋ネットレディス」(福岡／ザ・クイーンズヒルGC)を終えて別れてから会っていない。見送りはせず、月曜に現地入りし、火曜から精力的に18ホールを回ってコースをチェックした。2週後にメジャー「AIG女子オープン（全英女子）」も控えているが、「休もうという考えはなかったですね」と、4月「KKT杯バンテリンレディス」で飾ったツアー初優勝に続く勝利へひたむきだ。

3週前のメジャー「全米女子オープン」こそ予選落ちしたものの、国内ツアーでは6月「ニチレイレディス」から2、2、3、4位と4試合連続トップ5が続いている。「コース自体は狭くはないけど、所々ティショットが大事になってくる。そこでしっかりフェアウェイキープしたいなと思う。池もあるし、バンカー越えもある。しっかり振っていきたい」と意気込んだ。

前年大会は勝みなみが通算22アンダーで優勝した。「今年もバーディ合戦になると思う」と想定する。「球筋とか、高さもだけど、自分が打ちたいドローやフェードがイメージ通りに打てている」。勝つために必要な要素をイメージしながら、優勝争いをにらんだ。(兵庫県加東市／石井操)