諸見里しのぶが今季国内ツアーへの専念を表明!
諸見里しのぶは2日(金)、2006年度「GTPAルーキー・オブ・ザ・イヤー」受賞式後に会見を行い、米国ツアー再挑戦に関する意向を明らかにした。
「今年も米国ツアーに挑戦したいと思っていましたが、まずは9月まで日本で精一杯プレーして、それから決めることにしました」
プロ転向の翌年、初めて米国ツアーに挑戦した2006年。ファイナルQTを上位で突破し、世界に通用する若き日本人ゴルファーの活躍に誰もが期待を寄せた。しかし、海外で行われた出場15試合中、予選通過はわずか6試合。最高位は34位タイという厳しい現実を味わい、“海外で戦う怖さ”という精神的なダメージを心に負って帰国。 その後は国内ツアーに復帰し、「SANKYOレディースオープン」でツアー初優勝。11月に行われた日米女子ツアー共同開催「ミズノクラシック」で7位タイに入るなど除徐に自信を取り戻し、再び米ツアー挑戦への意欲が湧いた時期もあった。
しかし、上田桃子と共に参加して14位に終わった「ワールドカップ女子ゴルフ」で、芽生えつつあった自信に揺るぎが生じる。
「昨年の米ツアーを思い出し、途中でゴルフが怖くなってしまいました。日本にきて元気を取り戻しましたが成長はしていないと感じたし、1年後にまた海外に渡っても同じ結果に終わると思って。(再挑戦は)2~3年後でも遅くないと思っています」
そこから生まれた国内専念への転換となったわけだが、「今年は、国内ツアー36試合フル参戦したい。開幕戦でいいスタートを切って、そのまま突っ走りたいです。まずは2勝目を挙げ、その勢いで3勝以上はしたいですね」と目標を語る諸見里。再び喪失してしまった自信を取り戻し、海外でも物怖じしない強靭な精神力を養うため、今年は国内ツアーに全身全霊をかける心構えだ。
諸見里は、2月22(木)から開催する米国ツアー第2戦「フィールズ・オープンin Hawaii」に出場予定。その後、翌週3月1日(金)の国内ツアー開幕戦「ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」に臨む。