2022年 ツアー選手権リコーカップ

渋野日向子が過密日程でも国内最終戦の出場を決めたワケ

2022/11/23 16:57
過密スケジュールのなか、日本ツアーの最終戦にも出場。体のキレには影響はないとか

◇国内女子メジャー◇JLPGAツアー選手権リコーカップ 事前情報(23日)◇宮崎CC(宮崎県)◇6487yd(パー72)

前週の米女子ツアー最終戦「CMEグループ ツアー選手権」(フロリダ州)を49位で終えた渋野日向子は翌月曜日にはフロリダから出発。シカゴ経由の羽田着の便で帰国し、宮崎には開幕2日前の22日(火)の夜に入った。

「よう寝た~と思ったら23時半で、そこから1時間おきに起きて。3時半からは全く寝れず、ずっと起きてました」。時差ぼけを抱えながら開幕前日のこの日はプロアマ戦に出場した。

米国ラストゲームは悔しい結果となり、ネガティブな言葉を並べた

日本ツアーの最終戦に出場するのは2020年大会以来2年ぶり3回目。米ツアーが主戦場の今季は3週前の「TOTOジャパンクラシック」を国内最終戦にするつもりだった。

しかし、「TOTO終わった翌週ぐらいかな。日を追うごとにチーム内、家族内で(世界ランキングで)出場権があるのに出ないのはな、という話をしていて、『出場させていただくべきかな』と私が思った」と過密日程の中、今大会の出場を決めた。

「辛麺、地鶏、餃子、うどん…食べたいものがありすぎて、何を食べていいか分からん」と話した

前日に雨が降った影響もあるが、「2年前に比べてグリーンは重たいのかなと思うけど、例年通りかなり跳ねます」と警戒。海からの風に、高麗グリーンが特徴的なコースとあって、セカンド以降の縦距離はスコアを作るうえでポイントとなる。

「やっぱりご飯が大好き」と今大会の舞台となる宮崎には魅力的な“食”も4日間の支えになりそう。「まずは楽しんでやれたらなと思うし、内容もしっかり求めていけたらいい」と最終戦に力を込めた。

宮崎CCの看板猫にも癒された。

また、渋野と同じく米ツアー最終戦から今大会に乗り込んだ笹生優花も2年ぶりに出場する。「渋野さんと一緒に出たいな」という思惑もあっての参戦で22日夜に現地入りした。「風が吹いたらコンディションも難しいですし、グリーンも難しい。楽しみ」と話した。(宮崎市/石井操)

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