あきらめない21季連続シード 李知姫は次戦“背水の陣”へ
2022/11/14 12:00
◇国内女子◇伊藤園レディス 最終日(13日)◇グレートアイランド倶楽部(千葉県)◇6741yd(パー72)
韓国の李知姫が前半2番パー3でホールインワンを達成した。キャロウェイ エピック MAX FAST ユーティリティ(5番23度)で、通算5回目のエースとなった。「アゲンストの風が強かった。距離だけすごく意識した。入りましたという感じ。全然見えなかった」と笑顔で振り返った。
初日から「68」「71」「70」でプレー。通算7アンダー7位で終えた。「良いスコアで回れた。結構調子が上がってきた」と手応えを感じた3日間だった。
2001年に賞金ランク10位に入ってから、20季連続でシードを守ってきた。しかし、今季はメルセデスランキング80位。昨年10月に左の肋骨(ろっこつ)を疲労骨折し、「20年の中でこんなに休んだことはなかった。今年は3月までゴルフをできなかった」と、オフシーズン中に練習ができなかったことも調子に響いた。
21季連続シード権獲得のためには次週の「大王製紙エリエールレディス」(11月17日~20日/愛媛・エリエールGC松山)で優勝するしかないだけに「最後まであきらめずに頑張りたい」と気合も入る。
シード権を逃した選手が来季の出場権を懸けて戦う最終予選会(11月29日~12月2日/岡山・JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部)については「まだ決めてない。終わってから考える」と話すにとどめた。(千葉県長南町/玉木充)