2022年 マスターズGCレディース

「やっぱり人間」脇元華は“感情表現ゴルフ”で2位折り返し

2022/10/21 18:24
2日目はボギーなしでプレー。ショットもパットもかみ合った

◇国内女子◇NOBUTA GROUP マスターズGCレディース 2日目(21日)◇マスターズGC(兵庫)◇6585yd(パー72)

6週前に「ロボットのような感じで…」とプレーしていた脇元華。「やっぱり人間なので。あれ以降も3試合ぐらいはやっていたけど、やめました」と笑いながら、いまは喜怒哀楽を込めてゴルフをしていると明かした。

今季はシード権を確保できず、レギュラーと下部ステップアップの両ツアーで試合経験を積み重ねてきた。今週はリランキング34位の繰り上がりで、開幕前週の日曜日(16日)に出場が決まった。順位と枠の条件を照らし合わせ、資格が下りてくることを期待して「今大会に向けて準備していました」という。

2週前の試合で「ひらめいた」感触を今週も意識している

2週前の「スタンレーレディスホンダ」で6位、前週の下部ツアー「日台交流うどん県レディース」を4位で終えて今大会を迎えた。それぞれフィールドの選手層は違うが、スコアメークができていることから好調さを実感している。

「スタンレーの初日の後半にパッティングで肩のラインがクローズになっていてフォローが出しにくかったことに気付いた。ショットは女子プロ選手権以降に、風やピン位置に対してどの番手でどう打つのかを自分でも少しずつ考えられるようになってきた」。この日のパーオン率は89%(16/18)とし、スコアは5バーディの「67」でプレー。大きく乱れなくなってきたショットが結実した。

首位と3打差の通算10アンダー2位で決勝ラウンドに進出する。「シードなどいろいろ考えたら勝つしかないぐらいの位置。優勝を目指してやってきている。いい位置にいるので、食らいついていきたい」と力を込めた。(兵庫県三木市/石井操)

2022年 マスターズGCレディース