2022年 ゴルフ5レディス

吉田優利と勝みなみは惜敗も「この先につながるものが…」

2022/09/05 07:49
17番でバーディパットを沈めて首位をとらえた

◇国内女子◇ゴルフ5レディス プロゴルフトーナメント 最終日(4日)◇ゴルフ5カントリー オークビレッヂ(千葉県)◇6465yd(パー72)

最終組がハーフターンした時点では首位に4人が並んでおり、吉田優利は1打差にいた。激しい伸ばし合いが展開される中で追う立場が続き、終盤であと一打伸ばさないと優勝には届かないことは把握していた。

そして、迎えた17番(パー3)。10m以上のロングパットをねじ込みんで通算12アンダーで追いつき、先にホールアウトしていたセキ・ユウティン(中国)とのプレーオフにつなげた。

プレーオフでは果敢にオーバーするほどのパッティングで攻めるも今季初勝利はおあずけに

延長2ホール目で決着をつけられ、今季初勝利はお預けに。試合直後は「純粋に勝てなくて悔しい」と話したが、6バーディ、3ボギーの「69」でプレーした正規の18ホールに「この先につながるものがたくさんあったんじゃないかな」と振り返った。

ショットの調子は「今週良くなかった」での優勝争い

吉田とともに最終組でプレーした勝みなみは「72」で回り、通算10アンダー5位で戦いの幕を閉じた。初日を首位発進、2日目にトップを堅守して初めての完全優勝がかかっていた。1番、2番で連続バーディを奪って順調な滑り出しを見せていただけに、4番(パー3)、5番での3パットのボギーと、ティショットでのクラブ選択に後悔を残した。

初めての完全優勝達成にはならず

7番ではワンオンを狙った1Wショットが手前のバンカーに着弾してボールが深く埋まるアクシデントに見舞われるも渾身のパーセーブを披露。「掘っても、掘っても出てこなくて」と規則(※)に従って、めり込んだボールの所在を確認しては再び砂地に埋めて1打で脱出してみせた。

最終日最終組で共演した勝みなみ(右)と吉田優利。互いのプレーをたたえ合った

最終18番はバーディで締めくくり、「来週につながったかなと自分を信じています」と好プレーも見直し、次週に控える国内メジャー大会を見据えた。

<※ゴルフ規則>
7.1b 球を見つけるあるいは確認するために、砂を動かした場合に行うこと
・その砂の中の元のライを復元しなければならない。球が砂に被われていた場合はその球のほんの一部を見えるようにしておくことができる
・元のライに復元せずにその球をプレーした場合、そのプレーヤーは一般の罰を受ける。

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