大西葵と帯同キャディに注意処分 JLPGA「舌打ち、大声は配慮欠く」
ゴルフの国内女子ツアー「アース・モンダミンカップ」の大会初日(6月23日)のラウンド中、大西葵の帯同キャディの言動が問題視された件について、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は25日、両者を注意処分とすることを決定したと発表した。再発防止策として出場選手、帯同キャディ講習会を実施することも発表した。
双方への聞き取りの結果、初日17番と18番において大西の帯同キャディが同伴競技者とその帯同キャディに対して舌打ちをしたり、大きな声を発するなど配慮を欠く言動があったと事実認定した。
JLPGAトーナメント事業部では、これが帯同キャディ規則第2項(※)に違反する行為に当たり、JLPGAトーナメント罰則規定第4条第1号の「その他JLPGAトーナメント規約に付随する諸規定に違反すること」に該当すると判断。両者の弁明を踏まえた上で審議し、注意処分とすることを決めたとしている。
JLPGAトーナメント罰則規定では罰則の種類として、(1)注意(2)けん責(3)罰金(4)出場停止または職務停止(5)除名を定めており、違反の内容及び情状に応じて罰則を科す(併せて科すことも可能)ことができる。
帯同キャディのキャディ規則違反についても、(1)帯同した選手への注意(2)帯同した選手への罰金(100万円以下)(3)帯同キャディへの職務停止または登録取り消し(10年以下)と罰則基準を定めている。
※2022年度 JLPGAトーナメント規約・規定集 帯同キャディ規則(抜粋)
2.キャディは、いかなる時でもエチケットとマナーを守り、他のプレーヤーに対しても心くばりを忘れず、スポーツマンシップに違反するような言動をしてはならない。
3.トーナメント事業部が、キャディについて、エチケット、マナー、着用物、身だしなみ、風紀を乱す等の理由により、JLPGAトーナメントのキャディとして適切でないと判断した場合、トーナメント事業部は当該キャディに対してトーナメント会場からの退去、または着用物の交換の指示をするなど必要な措置を講ずることができる。