有村理恵、昨年のリベンジ & 賞金女王に向けた戦い
2009/10/29 17:03
昨年の「樋口久子IDC大塚家具レディス」の最終日。2日目を終えて単独首位に立っていた有村智恵だったが、「一番、悔しかった試合」という、辛い記憶だけが残る結果となってしまった。
通算6アンダーの首位タイで最終18番を迎えながら痛恨のダブルボギーを叩き、服部真夕のプロ初勝利をアシストする形に。「あの時は3週連続で予選落ちの中だったし、2日目を終えるまでは良い気分だったのですが、スポーツ選手として悔しい負け方をしてしまいました」と、当時を振り返る。
「去年とはゴルフの内容も違うし、ここまでの成績も違う。思い入れの深い試合ですし、優勝を目指して頑張りたいです」。昨年のリベンジに向け、強い意気込みを見せていた。
今季5試合を残し、賞金ランキングトップを走る諸見里しのぶとは約3,900万円差。賞金女王へ向けて、もうこれ以上離されることは許されない。「差が開いているのでそこまで(賞金女王へ向けて)強い気持ちは持っていないけど、少しでも近づけるようにしたい。最後の最後まで、私も可能性を残せればいいですね」と、自らに言い聞かせるように語気を強める。
「1、2試合は優勝を目指したい」。まずは今週の1勝に向けて全力を尽くし、残り少ない可能性にかける。