西村優菜「ここからリベンジ」 エースで単独首位

◇国内女子◇ニッポンハムレディスクラシック 2日目（8日）◇桂ゴルフ倶楽部（北海道）◇ 6763yd（パー72）

首位と1打差から出た西村優菜が、ボギーなしの1イーグル3バーディ「67」をマーク。通算10アンダーで単独首位に立った。

イーグルは前半8番（161yd）のホールインワン。ピンの左サイドを狙ったティショットは思ったよりも右に出たが、見ていたキャディから「入る、入る！」の声が上がった。

西村自身は「ビックリしすぎて、ぼんやりとしか覚えていません」と笑ったが、ボールはそのままカップインした。ツアーでは昨年「ダイキンオーキッドレディス」以来2度目。人生ではアマチュア時代とプライベートを含めて4度目のエース達成となった。

単独首位で迎える週末に向けて、頭に浮かぶ「リベンジ」の文字。前年大会も単独首位で3日目に入ったが、週末は「73」「72」と伸ばしきれずに5位で終わった。「ここからリベンジに向けて頑張りたい」と意気込む。

今週を終えれば、次は2週後の海外メジャー「エビアン選手権」（フランス・エビアンリゾートGC）、8月には「AIG全英女子オープン」（スコットランド・ミュアフィールド）に参戦。今週からメジャーのコースに合わせてウェッジを替えるなど準備を進めている。

5月に出場した「全米女子オープン」では予選落ちに終わったが、「ボールの高さやスピン量で、自分はまだ追いつけていない」と強化する部分も明確になった。

キャリアの目標は海外メジャー制覇。「2試合とも4日間戦い抜きたい。今週、ここで自信をつけて海外に行きたい」と、ここからの正念場に気持ちを引き締めた。(北海道苫小牧市／谷口愛純)