ついに見つけた!福嶋晃子が最高のドライバーを手にし単独首位へ
2009/10/24 17:59
国内女子ツアー「マスターズGCレディース」の2日目に、7ストローク伸ばして通算9アンダーの単独首位に浮上したのは、日本ツアー屈指の飛距離を誇る福嶋晃子だ。前半は2番、5番と2つのバーディを奪い首位グループに静かに迫った福嶋だが、後半の12番パー5で2.5mのイーグルパットを決めると、快進撃が始まった。
391ヤードの13番は300ヤードのドライバーショットを放つと、残り90ヤードをサンドウェッジでピンの手前20センチにつけてバーディ。続く14番パー3はティショットをグリーン右サイドのラフに入れるが、ピンまで5ヤードをサンドウェッジでチップインバーディ。さらに15番パー5は残り225ヤードの2打目を3番ウッドで2オンに成功すると、下り12mのイーグルパットを沈めた。
4ホールで6ストローク伸ばす神業に「自分でも信じられないですね」と振り返る福嶋。今シーズンの福嶋は、試合ごとにドライバーを換えるほどクラブ選択に悩んできた。「今週も火曜日に使ったのは、曲がるのが怖くて思い切り振れないし、この前三塚さんと回ったときには、ほとんど私のほうが飛んでいませんでしたから」。しかし、今週水曜日に手にしたドライバーが福嶋にぴったりと合った。
契約先のテーラーメイド社のr7シリーズで、昨年のモデルだが、ヘッドのサイズや形が福嶋のメガネにかなった。体積は440ccと決して小ぶりではないのだが、ヘッド全体に加えフェース部分も黒くなっているため、視覚的に小ぶりで構えやすいという。
このドライバーを安心して振り回した福嶋は「いままでよりも20ヤードは飛んでたかな」と嬉しそうに話す。今季1勝目に向けて、最終日も福嶋の持ち味でもあるドライバーショットが唸りを挙げるか注目だ。