2022年 ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ

グリーンから崩れていく…予選2日間でアンダーパーは12人だけ

2022/05/07 11:05
パット数「24」で上位につけた沖せいら

◇国内女子メジャー◇ワールドレディスサロンパスカップ 2日目(6日)◇茨城GC西コース◇6680yd(パー72)

4年ぶりに「ワールドレディスサロンパスカップ」の舞台となった西コースは“ガマン大会”になることが多い難関コースとして知られている。直近に西コースで行われた2018年大会では優勝スコアが通算3アンダー、アンダーパーは3人だけだった。

今年、予選ラウンドを終えてトップは山下美夢有の通算6アンダーで、アンダーパーは12人。カットラインは18年と同じ6オーバー、最下位は通算22オーバーだった。

「ショットではなく、グリーン上のミスからリズムを崩していく選手が多い」と話すのは、茨城GC所属の男子プロ細川和彦。「3パットをして流れをつかめず、次のティショットからまたパッティングまでおかしくなる…というパターンが多い」と、予選ラウンドでは連日13フィートを超える高速グリーンが選手たちを悩ませた。

通常営業時は10、11フィートほどに設定されており、細川は「14フィート近くというと11月頃の芝の状態。この時期でこの仕上がりはすごい」と話す。13、14フィートという数字は男子ツアーのシーズン終盤戦「マイナビABCチャンピオンシップ」(兵庫・ABCゴルフ倶楽部 )や「三井住友VISA太平洋マスターズ」(静岡・太平洋クラブ御殿場コース)に匹敵するという。これまで東西コースを合わせて、本大会だけでなく男子の「日本オープン」も実施されてきた茨城GCは、公式戦にふさわしい難セッティングに仕上がっている。

3日目は早朝から雨が降ったが、グリーンの速さは健在だという。「完璧なショットを打っても、グリーン上の対応で結果が左右されると思います」と、週末も厳しい戦いが続きそうだ。(茨城県つくばみらい市/谷口愛純)

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