2022年 ダイキンオーキッドレディス

プロデビュー戦は13位 佐藤心結「逃げたホールは1度もなかった」

2022/03/07 11:45
デビュー戦で4日間戦い切った大物ルーキーの佐藤心結

◇国内女子◇ダイキンオーキッドレディス 最終日(6日)◇琉球GC(沖縄県)◇6590yd(パー72)

昨年11月のプロテストで合格した18歳の佐藤心結(さとう・みゆ)は、プロ初戦を通算3アンダー13位で終えた。アマチュアだった昨年10月の「スタンレーレディス」で渋野日向子らとプレーオフを戦って惜敗した大物ルーキー。週末までプレーして「上出来」というデビュー戦となった。

初日を2位で発進、5打差8位から逆転を狙った最終日は「ここで守るのも違う」と攻めの姿勢を貫いた。だが、思いとは裏腹に、グリーン左にピンが切られていた8番(パー3)で左サイドにあるバンカーに外してボギーを喫するなどスコアメークに苦戦。5バーディ、5ボギー1ダブルボギーの「74」とスコアを落とした。それでも、「逃げたホールは1度もなかった」と涙をこぼしながら振り返った。

ゴルフを始めるきっかけになったクラブはまだ実家の部屋にあるという

ゴルフを始めたきっかけは、小学1年生の時に祖父の義雄さんからゴルフクラブ一式をプレゼントされたことから。神奈川県小田原市出身とあって、幼少時からサーフィンをしたり、サッカーや陸上と多岐にこなして身体能力を伸ばしてきた。

名前の「心結」には「いろんな人とつながれるように」という両親の思いが込められている。名前辞典を見て「心」を「み」と読むのを見つけたという母親の美紀さんは「心を結ぶ。人にも紹介しやすい」と話した。

ガッツポーズを繰り出したシーンもあった

ツアー史上初のプロデビュー戦優勝はならず、「そう簡単にはうまくいかないな」と本音もチラリ。「まだまだ足りていないところもたくさんある。デビュー戦にしてはあまりいい終わり方ができなかったけど、最終的に順位を見たらそこまで悪くはない。次は上位争いをできるように出直したい」と、高知で行われる次戦「明治安田生命レディス ヨコハマタイヤ」(11日開幕)での活躍を誓った。(沖縄県南城市/石井操)

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