国内女子ツアー

黒のロングドレスで登場 原英莉花のチャレンジ精神

2021/12/22 10:28
黒の大胆ドレスで登場した原英莉花(JGMA代表撮影)

21日に都内ホテルで行われた「JLPGAアワード」。今季ツアー3勝を挙げた原英莉花はラメが入った黒のロングドレスを身にまとって出席した。統合シーズンとあって総勢47人の選手が結集。華やかな舞台に合う衣装として「着たことがなかったけど、挑戦してみました」と背中が開いたデザインで視線を奪った。

2020年はメジャー2連覇を遂げて順調だったが、2021年は3勝目を挙げた11月「大王製紙エリエールレディス」まで苦しい戦いを強いられた。4月にぎっくり腰を発症するなど腰痛に悩まれ、終盤の数試合は置き鍼をしながらプレーしたほどだった。オフに突入した今も腰は「あまりいい状態ではない」と治療に専念している。

2020年12月の「全米女子オープン」で初めての海外メジャーに乗り込み、2021年4月「ANAインスピレーション」、同年8月「AIG女子オープン(全英女子)」と世界の大舞台に挑戦した。いずれも予選を通過できずに苦杯をなめたが、「上を見る」気持ちは変わらない。「まずは春先になかなか結果を出せていないので、そこで優勝して戦って、世界ランキングを上げていけるように精進していきたい」

来季までの休息期間は「体の状態によってショットが乱れることはあるので、そこをリカバリーできるようなショットをつくっていきたい」と課題を挙げた。「クリスマス」の日には師匠の尾崎将司のもとを訪ねる予定だ。(編集部・石井操)