国内女子ツアー

セキ・ユウティン 強風なんのチップイン3発に22mバーディパットも

2021/12/01 18:56
強風の中、「69」をマークしたセキ・ユウティン(Ken Ishii/ Getty Images)

◇国内女子◇QTファイナルステージ 2日目(1日)◇葛城ゴルフ倶楽部 宇刈コース(静岡)◇6412yd(パー72)

2020-21年シーズン賞金ランキング68位のセキ・ユウティン(中国)が初日46位から通算3アンダー4位に浮上した。

10m/s以上の強風が吹いたこともあり、スコアを落とす選手が続出したが、7バーディ、4ボギーの「69」をマーク。アンダーパーが10人にとどまったこの日のベストスコアをたたき出した。

「きょうは風が強いですから、ちゃんとマネジメントして打ちました。ミスしても『大丈夫、落ち着いて』と平常心でプレーしました。自分でコントロールできるものに集中しました」と、上達した日本語で振り返った。

出だし10番(パー5)でバーディを奪うと、12番(パー3)では22mの上りのロングパットを沈めてバーディを奪った。「グリーンでボールが動くことも3回ありましたし、クラブの選択に時間がかかりました」という中、16番、3番(パー3)、7番ではチップインバーディ。「すべてジャストインでとてもうれしいです」と風を味方につけた。

52試合に及ぶロングシーズンでは結果を残せなかっただけに、予選会には期するものがある。「(ドライバーなど)長いクラブの調子が良い」と“追い風”を生かし、残り36ホールを駆け抜ける。(静岡県袋井市/玉木充)