1カ月前に渋野とプレーオフ 佐藤心結は再戦へプロテスト一発合格なるか
◇国内女子◇最終プロテスト 事前(1日)◇城陽CC (京都)◇6400yd(パー72)
佐藤心結(茨城・明秀学園日立高3年)は初めての最終プロテストに備えて、前週から会場のある京都に入って調整してきたという。そして、前週末は夜に100球ほど打つ程度にとどめ、明るいうちは古都の名所を回ってリフレッシュした。
清水寺、金閣、龍安寺、平等院鳳凰堂に奈良の東大寺…。「中学3年の修学旅行以来です。しっかり見ることができましたし、合格祈願じゃないですけど、リラックスして良い精神状態で臨めるかなと思います」と笑った。
さらにモチベーションを高めてくれたのは、スマートフォンでチェックしていた「樋口久子 三菱電機レディス」の結果。最後まで優勝を争った渋野日向子とペ・ソンウ(韓国)は、佐藤が出場した「スタンレーレディス」で一緒にプレーオフを戦った2人でもあった。
「渋野さんとペ・ソンウさんとスタンレーで戦うことができたのは、すごく光栄でした。あのプレーオフでは、渋野さんの気持ちの強さを感じました。もう一度そういう舞台へ戻ってきて、一流のプロの方たちとプレーオフだったり、優勝争いしたいという気持ちが強くなりました」
プレーオフ惜敗の2日後から挑んだプロテスト2次予選を突破して迎える最終関門。「スタンレー」で並み居るプロを抑えてドライビングディスタンス1位(260yd)となった飛距離には絶対的な自信がある。
「ただの飛ばし屋とは、あまり言われたくないんです。飛ばして曲がらないことを目指しているので。飛距離を生かして、ショートアイアンでピンをデッドに攻めて、バーディチャンスを作れたら。最後、ボードにある自分の名前を指さして写真を撮ってもらう姿を頭の中でイメージしながら、(20位タイまでに入って)合格できるように頑張りたい」と力強く言った。