「飛んでいく様子をイメージできない」から復調 成田美寿々が5位発進
2021/10/15 16:59
◇国内女子◇富士通レディース 初日(15日)◇東急セブンハンドレッドクラブ(千葉県)◇6679yd(パー72)
2012年、18年大会優勝者の成田美寿々が6バーディ、1ボギーの「67」で回り、5アンダー5位で滑り出した。「自分でも得意だと、自信を持って臨めるコース」とプロ初優勝を決めた思い出の地で好発進した。
9月「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」の最終日に腰痛で棄権。「完治ということはないけど、だいぶ動かないというのがなくなってきて、今週はストレスなく振れています」
前週の「スタンレーレディス」第2ラウンドで10試合ぶりの60台となった「68」でのプレーが今回の好スコアにつながったとし、「自信を持って(ショットを)振り抜けるのがすごく増えてきた。先週のいい感じが(今回の)1ラウンドでもしっかりやり抜けた」と、昨年から悩んできたショットの調子は上向きになりつつある。
「調子が悪いときは(球が)上がるかどうかも分からないじゃないけど、飛んでいく様(さま)をイメージできなかった。それが『こっちに曲がる球が絶対打てる』とか、バーディを獲るためのショットをできてきたのが大きいかな」
「今年は(初日に)60台を出しても、貯金を使い果たして最終的に1アンダーとかで終わることが多かったので、少しでも伸ばして連日60台で回りたいな」。次なるステップアップを地元大会で目指す。(千葉市緑区/石井操)