2021年 スタンレーレディス

「自分の力を試すいい機会」 渋野日向子が2打差5位に浮上

2021/10/09 17:47
逆転優勝を目指す渋野日向子

◇国内女子◇スタンレーレディスゴルフトーナメント 2日目(9日)◇東名CC(静岡)◇6592yd(パー72)

渋野日向子が6バーディ、1ボギーの「67」でプレー。首位と2打差の通算6アンダー5位に浮上して最終日に臨む。

「前半のパー5で2つバーディを取ることができた。いい内容、安定したゴルフができた」

出だし1番(パー4)で136ydから8Iで1mにつけてバーディ発進を決めると、3番(パー5)では242ydから3Wで2オンに成功させ、7mから2パットのバーディ。8番(パー5)でも210ydから7Wで8mにつけて2パットのバーディを奪った。

「メチャクチャなミスもなかったし、フェアウェイキープ率も高かったと思う。パットも大オーバーはなかったし、全体的によかった」と手応え。フェアウェイキープ率86%(12/14)、パーオン率78%(14/18)をマークした。

今週はハウスキャディを起用している渋野日向子

今週はハウスキャディを起用してのプレー。「グリーンや距離は自分で考えています。自分自身で自分の力を試すいい機会と思ってやっている。でもハウスキャディさんがいるのはすごく安心。迷ったときの風を聞くのは頼りになります」と感謝。プライベートな会話も交え、リラックスムードで18ホールを走りきった。

「今はとりあえず、真摯(しんし)に向き合うしかない。現状の自分で調子にのってしまうと後々後悔するんじゃないかなと。まだまだ伸びしろはたくさんある。今の自分にちゃんと向き合っていくしかない」。3戦連続トップ10と好調も表情を引き締める。

「なるべく目の前のことに集中したい。悔いの残らないように頑張りたい。きょうみたいにコツコツとやれば、きっといい位置で迎えることができると思う」

会見後はキャディバッグを抱えて練習場で打ち込んだ。2019年「大王製紙エリエールレディス」以来となるツアー5勝目を虎視眈々と狙う。(静岡県裾野市/玉木充)

安定したプレーを見せた渋野日向子

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