2021年 日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯

飛距離のアドバンテージは「あると思う」 勝みなみ単独首位

2021/09/09 18:42
やはり飛距離はアドバンテージ。勝みなみが首位発進

◇国内女子メジャー◇日本女子プロ選手権大会コニカミノルタ杯 初日(9日)◇静ヒルズCC (茨城)◇6680yd(パー72)

昼過ぎまでぱらついた雨の影響でコースは濡れ、ただでさえ長いメジャーセッティングがより長く感じられた初日。勝みなみが平均264yd(1位)の飛距離を活かし、6アンダー単独首位で初日を終えた。

「きょうはフェアウェイキープ率も良かった(10/14)し、『フェアウェイから攻められたらスコアも伸びそうだね』とキャディと話して、ドライバーも気をつけて振っていた」という作戦も見事にはまり、7バーディを奪った。

「400ヤード以内のホールは(2打目を)ほとんどウェッジで打てるし、400ヤードを超えるとロングアイアンになるけど、それでもアイアンで打てるのは強みかなと。明日もこの強みを生かしていけたら…」

400ydを超えるパー4も、3番(425yd)は123ydをPW、13番(430yd)は176ydを6Iで打ち、それぞれバーディを奪取した。3Wや1Wを打つ選手もいた8番(実測204yd/パー3)も、4UTで5mにつけてバーディとした。

その一方で、悔やんだのは足踏みした上がり3ホールだ。16番で1mのバーディチャンスを決めきれず、17番はPWを握りながらもピンに絡められずパー止まり。最終18番は1m強を外してこの日唯一のボギーとした。「悔いが残るのはその3ホール」と顔をしかめた。

初日の首位発進にも「まだ初日。とりあえず予選は通りたいので、気を抜かずに1つでも伸ばしたい」と気を引き締める。過去3度出場した「日本女子プロ選手権」は、いずれも不調の波と重なって予選落ちに終わっているのも、警戒心を強める理由の1つ。距離も長いが、まだまだ先も長いのだ。(茨城県常陸大宮市/今岡涼太)

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