2021年 ニトリレディス

足首にサポーター 勝みなみは三度目の正直で予選突破

2021/08/27 18:29
話題のパターを手に、決勝ラウンドに駒を進めた

◇国内女子◇ニトリレディスゴルフトーナメント 2日目(27日)◇小樽CC (北海道)◇6695yd(パー72)

プロに転向してから今年で3度目の挑戦となる小樽で、勝みなみが初めて予選通過を果たした。「母と『4日間、回れたらいいね』って話していたけど、まさかこんないい位置で通れるなんて」と驚いた様子。トップと3打差の通算8アンダー4位で週末へと折り返す。

前週大会の初日に左足首痛のため棄権した。転んだり、つまずいたりしたわけではなく、残り70ydのアプローチショットを素振りした際に「傾斜があったからか、ちょっと嫌な感じになった」と違和感を覚えたという。プレーを続けたが痛みはとれず、途中でリタイアした。

病院で診察を受けたところ骨に異常はなく、「腱とか筋が少し炎症していて、腫れていた」という。週末は安静に過ごして回復。今週は病院で受け取ったサポーターを足首に巻いて大会に臨んでいる。恐怖心はあるが、「痛みはなく、良くなっている。打てなくはない」と、予防のためのサポーターだ。

勝は2週前の「NEC軽井沢72」からパターを稲見萌寧高橋彩華らと同じテーラーメイドの「トラスTB1 2020年モデル」に替えた。「打った感じがすごく良くて、ストロークも安定している。自分が思ったところに打てて、再現性が高い」と好感触だった。前半9番では「フックラインで難しいラインだった」という約2mのパットを沈め、3つ目のバーディを奪った。

これまで予選落ちを喫しながらも、同コースの特徴である洋芝は「基本的にめっちゃ好き」と苦手なコースではない。「年間トップに入る難しいコースを4日間戦えることがうれしい。今のゴルフをして自分のやるべきことをやれれば、上位にも結果にもつながると思う」。まずはスコア変動の大きいムービングデーに集中する。(北海道小樽市/石井操)

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