2021年 楽天スーパーレディース

「ゴルフ脳は良くなっている」渋野日向子は次戦「全英女子」へ

2021/07/31 17:35
ギャラリーに見守られるなか、全英前最後の国内ラウンドに臨んだ渋野日向子

◇国内女子◇楽天スーパーレディース 最終日(31日)◇東急グランドオークゴルフクラブ (兵庫)◇6568yd(パー72)

通算6アンダー22位から出た渋野日向子は4バーディ、1ボギー1ダブルボギーの「71」で回り、通算7アンダー29位で大会を終えた。

約3カ月の海外遠征を挟んで臨んだ国内3連戦で最も比重を置いて臨んだ今大会。「3試合の中でもショットは安定していたと思うし、ボギーの数も少ない。そのなかでもう少しスコアを出したかったというのはあるけど、パターが入らない中でも集中力を切らさずにできたのは良かった」と振り返った。

前半2番でバーディを先行、4番(パー5)では2打目をライが悪い右ラフに入れたが、15ydを58度でベタピンさせてバーディを奪取した。9番と15番ではアプローチミスでスコアを落としたが、「寄ったところもあるし、今までとは違うのかなとはとらえたい」と分析した。

2オンしながら3パットを喫した大会2日目と同様、最終18番(パー5)では3パットを喫してバーディを奪えず、「2オンした瞬間に(同組の2人に)『3パットするから』と言って、(その通りに)なってしまった」と悔しがった。

計測ホールの3日間の平均飛距離は251yd。この日の10番で244yd、18番では281ydをマークするなど飛距離は徐々に戻りつつある。「今年の3月、4月頃よりは絶対に伸びている。前は“マン振り”はできなかったけど、今は振れるように(なった)。普通に振っても(3月頃よりは)10yd以上は伸びていると思う」と話した。

大会を終えて、歴代女王として出場する8月19日開幕の「AIG女子オープン(全英女子)」(スコットランド・カーヌスティGL)に向けて渡英する。「去年、撃沈してしまったので予選通過できるように。去年よりは“ゴルフ脳”が良くなっていると思うので、そこまで期待はしないようにしつつ、予選通過できればと思っています」。全英後に帰国して9月の「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」への出場を予定している。(兵庫県加東市/石井操)

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