猛暑で疲労も蓄積 五輪代表の稲見萌寧は「69」
2021/07/30 15:52
◇国内女子◇楽天スーパーレディース 2日目(30日)◇東急グランドオークゴルフクラブ (兵庫)◇6568yd(パー72)
東京五輪女子ゴルフ日本代表の稲見萌寧は4バーディ、1ボギーの「69」で回り、3アンダーから通算6アンダーで2日目を終えた。「ピンチは無かった」という初日から、前半15番でティショットを右の林に入れるなどドライバーショットが荒れる一日となった。
打つ前のスイングチェックなどで左へのミスを警戒してきたが、15番のミスショットに「左を嫌がってのミスなので、ミスとしては同じ。それなりに、までは打てるけど、いい感じには振れていない」と現状を整理した。
大会初日は午後組でのスタートとあって睡眠を十分に確保して臨むことができていたが、同日は雷雲接近で一時中断を挟み午後5時過ぎにホールアウト。大会2日目は午前7時55分スタートとなっていたため「寝不足」気味にはなる。「ベッドに入ったら30秒以内には寝る(笑)」と寝つきは良いが、疲労は溜まりつつある。
また、猛暑にも苦しんだ。「睡眠が減っても大丈夫なタイプだったけど暑さには逆らえない。今日は前半の中盤で『もう倒れてもおかしくない』というぐらいだった」
稲見が後半に折り返した午前10時半ごろは気温30度には届いてはいなかったが、照り付ける日差しに足は上がらず、フェアウェイで転びそうになった瞬間もあったという。
8月4日から霞ヶ関カンツリー倶楽部で行われる東京五輪に向けても懸念される「暑さ」。「(練習など)やりすぎないようにやらないと、とは思っている」と疲労回復に努める。(兵庫県加東市/石井操)