永久シード、賞金女王に照準 申ジエ「可能性はある」
2021/07/25 17:51
◇国内女子◇大東建託・いい部屋ネットレディス 最終日(25日)◇滝のCC(北海道)◇6578yd(パー72)
最終18番1mのウィニングパットをきっちり沈めてガッツポーズ。韓国の申ジエが2位に5打差をつけて制した。「厳しいコースで信じられない気持ちです。2打差のリードでも安心できませんでした。誰がビッグスコアを出すかわからないので」
出だし1番、155ydから6Iで2.5mにつけてバーディ発進した。5番、7番ではボギーをたたいたが、9番では7mにつけて連続バーディを奪った。
米ツアーの経験から北海道特有の洋芝も気にならず。同組の全美貞(韓国)と西郷真央が強風と厳しいピン位置でスコアを落とす中、パーオン率は72%(13/18)と元世界ランキング1位として安定したプレーを見せつけた。
開催中の東京五輪では「小学3年から2年間やっていました。自然と目がいきます」とアーチェリーに注目。「飛球線を見ながらやるので、それがゴルフにもいい影響がある」。前日には韓国が混合団体戦で金メダルを獲得し、母国の活躍に続けと最終日に臨んでいた。
「久しぶりに北海道のファンにも会えたし、スープカレーもおいしかった」
目標とする永久シード(30勝)まで残り4勝(※)。さらに初めての賞金女王へトップの小祝さくらとは約3683万円差。「可能性はあると思うので最後まで頑張ります。この優勝でいい流れができる」と力を込めた。(札幌市南区/玉木充)
※2008年「ヨコハマタイヤPRGRレディスカップ」は日本ツアー選手としての登録前のため、10年「ミズノクラシック」はUSLPGA資格での出場のため、いずれも国内優勝回数、および生涯獲得賞金には含まれない。