2021年 パナソニックレディース

ぎっくり腰も乗り越え首位 植竹希望「ハマった感じ」

2021/05/01 10:00
ツアー初優勝を目指す植竹希望

◇国内女子◇パナソニックオープンレディース 初日(30日)◇浜野ゴルフクラブ (千葉)◇6566yd(パー72)

今大会のディフェンディングチャンピオンの勝みなみや海外メジャー覇者の渋野日向子小祝さくら原英莉花…と華々しい活躍を見せる1998年生まれ。同世代の一人でもある22歳の植竹希望(うえたけ・のぞみ)が6アンダーで単独首位発進を決めた。

出場順位を入れ替えるリランキングの1回目が実行されるまで今大会含めて残り2試合となるなか、植竹は前週「フジサンケイレディスクラシック」を8位で終えるなど、11試合に出場して1063万2100円を稼いで24位。上々の成績を収めている。

ホステスプロとして意気込んだ4週前の「ヤマハレディースオープン葛城」では初日にぎっくり腰を発症し、無念の棄権。「オフにトレーニングを詰め込んで、気づかないうちに疲れていたのかも。気持ちの方が勝っていたんだと思う。体を気にすることよりも練習とトレーニングって」

東京・日出高1年のころから腰痛を抱えていた。「ヘルニアが2カ所ある状態ではあるけど、それは今回の痛みとは関係ない。1年半ぐらい腰痛は出てなかったけど、レギュラーツアーに出られるタイミングで起きて、かなり反省です」。完全回復にはなってないが、鍼(はり)治療や整体院に通いながら回復に向かっている。「練習も集中して少ない時間でやるとか、ケガだけしないように気を付けてプレーしています」

「ジュニア時代に試合でよく通っていた」と馴染みあるコースでの初日は7バーディ、1ボギーの「66」でプレー。それでも「まだ2日間あるので何とも言えない。正直なところ、きょうはハマった感じ」と浮かれることもない。(千葉県市原市/石井操)

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