国内女子ツアー

ゴルフきょうは何の日<9月11日>

2020/09/11 09:11

2005年 宮里藍に不動裕理の壁 女子プロ選手権の激闘

久し振りに一緒に予選2日間をラウンド。楽しそうに会話する場面も。

宮里藍の国内メジャー初制覇を女王・不動裕理が阻んだ「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」(滋賀・名神八日市CC)。最終組の宮里を1組前から不動がとらえ、逆転優勝する場面を9205人の観客が見守った。

首位の大山志保、1打差2位の宮里(当時20歳)、横峯さくらが最終日最終組に。当時28歳、2000年から賞金女王の座を明け渡していない不動は2打差の4位から逆転を狙った。

藍ちゃんフィーバーの主役・宮里は2番から2連続のパー5をともにバーディとし、早々に不動と3打差をつけて単独トップに浮上。不動は4番からの4ホールで3バーディと応戦した。さらに宮里の1打リードで迎えたバックナインで加速。11番からの2連続バーディで宮里をとらえると、最終18番をバーディで締め。鮮やかな逆転劇を演じた。

2004年の最終戦「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」では賞金女王をかけて一騎打ちを演じ、女子ゴルフをけん引したふたり。宮里は「女子プロ選手権」の1カ月後、「日本女子オープン」で悲願の国内メジャー制覇を果たした。