小祝さくら メジャー大会への思い入れは「意外とない」理由
◇国内女子メジャー第1戦◇日本女子プロ選手権大会コニカミノルタ杯 事前情報(8日)◇JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山県)◇6640yd(パー72)
2日前に終わったばかりの「ゴルフ5レディス」でツアー2勝目を飾った小祝さくら。「100通以上はあったけど、(数は)ちょっとわからない」という大量の祝福メッセージが届いたが、「ぜんぶ返信も終わりました」とにっこり。「先週勝てたから気が楽になったとかはなくて、今週はメジャーなので予選を通過して頑張りたい」と視線を今週に切り替えた。
今年に入ってから練習ラウンドで訪れたというコースだが、「前回来た時の方がグリーンは速かったし、ラフもバサバサしていて長かった。グリーン周りの芝は、食われると思って(フェースを)開いて打つと、密度が少なくてスッと抜けた」とイメージとのギャップを警戒する。
「優勝スコアは14(アンダー)とか。ほんとに風次第だと思うけど、4日間あるので…」と伸ばし合いを予想する。「グリーンの傾斜が強いので、付ける位置が大事になる」と徹底したマネジメントをポイントに挙げた。
自身にとっては初のメジャータイトルも懸かっているが「すごく勝ちたいとか、モチベーションが上がったりということは意外とないです。この試合はいつも通り」と苦笑い。「(米女子ツアー共催の)TOTOはメジャーですよね?(※違います)TOTOは世界ランク上位の方が出るので、良い成績を出してそういう方と一緒に回れたらいいなっていう気持ちで楽しいです。向こうの人はプレースタイルも違ったりして、勉強になるので…」。
とはいえ、過去のメジャー大会での戦績は、アマチュア時代も含めて9戦してトップ10がわずかに1回。「そうやって考えたら、メジャーっていう感じでプレーしていないのがあるのかなって。メジャーだから気合いを入れなきゃって感じです」と、ちょっぴり考えを変えそうな気配を醸した、開幕2日前の会見だった。(岡山県笠岡市/今岡涼太)